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お正月って楽しいですよね。
新年の祝いに、家族や親戚で集まるという人も多いと思います。そして、お正月には華やかな飾り付けをする家庭も多いでしょう。
正月のお飾りとしてはお供え餅ですよね。お供え餅は鏡餅とも呼ばれますが、このお供え餅はお正月の定番です。
ただどうしてお正月にお供え餅を飾るのでしょうか?
またお供え餅の由来はなんなのでしょうか?
ここではお供え餅について解説をしていきます!
お正月のお供え餅はいつ準備するの?
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お供え餅ですが、いつから準備をすればいいのでしょうか?
結論から言えば、お供え餅に限らずお正月飾りは松の内から飾りつけることが風習となっています。
松の内はお正月の準備期間のことを指し、12月13日以降のことを指します。
ですからその時期からお供え餅を飾るのはOKなのですが、実際はこの時期はクリスマスシーズンですよね。
いくらクリスマスなんて関係ない!と思っていても、この時期にお正月飾りを飾っているのは少し浮いてしまいます。
ですので、準備は松の内からするものとしても、実際に飾り付けをするのはクリスマス以降で良いでしょう。
その際29日は「苦(9)」が入っていて縁起が良くないのと、大晦日の日は「一夜飾り」として、バタバタとしてみっともないとされています。
なのでその日は避けた上で、お正月のお供え餅を準備するようにしましょう。
ちなみにお供え餅と鏡餅はほぼ同じものを指します。
ただお供え餅の場合は、重ねた餅の上に橙という柑橘類が乗っていなく、鏡餅には乗っているという違いがあります。
お供え餅を飾る意味は?
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ではお供え餅ですが、どうして飾るのでしょうか?
もともとお正月の行事やお正月飾りは、その年の神様である年神様をお迎えするという意味合いがあります。
そしてお供え餅は年神様の拠り所とされ、松の内の期間中には年神様が宿ります。
そのお供え餅に宿った年神様のご利益を体内に入れるために、お供え餅を食べるようになりました。
お供え餅にはそのように神様にお供えをするという意味があります。
ちなみにですが、お年玉も昔はこのように年神様のご利益を分け与えるという意味で、家長から子供達にお餅を分け与えていたのが始まりです。
それが年月を経てお金に変わっていったのですが、今となってはお金に変わってよかったですねぇ笑
お供え餅の由来
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では続いてお供え餅の由来について説明をしていきます。
お供え餅にしても鏡餅にしても、大小2つの餅が重なっていますよね。
これは餅を重ねることによって、何事もなく1年を重ねられますようにという願いが込められています。
またそのほかにもお供え餅には様々な由来があります。
三方
お供え餅をのせる台を三方と呼びます。
これは神社などで神様にお供えものを渡す際にのせる神聖な台です。
四方紅
その上には四方紅と呼ばれる紙を乗せます。
これは災いを寄せ付けず、子孫繁栄という由来があります。
裏白
そして前面に裏白と呼ばれる葉を垂らすようにします。
これは葉の裏が白いことから、心が清い、白髪になるまで健康になどという願いが込められています。
お供え餅の場合は、飾りとしてはこれぐらいですが、鏡餅になるとさらに御幣や橙の飾りが加わります。
御幣
紅白の紙飾りで紅白は縁起物とされており、特に紅は魔除けの意味があります。
橙
鏡餅の上に飾る橙には子孫が「だいだい」反映しますように願いが込められています。
このようにお供え餅や鏡餅にはそれぞれしっかりとした由来があります。
まとめ
お供え餅などの正月飾りは松の内から準備が可能ですが、実際に飾り付けをするのはクリスマスが終わってからで良いでしょう。
ただそれでも、29日や大晦日はあまり良くないので避けるべきです。
そして、お供え餅には年神様のご利益をもらうという意味が込められているほか、様々な縁起が良い由来があります。
今はお供え餅や鏡餅はプラスチックの容器になっているものが多いですが、それでも大丈夫ですのでぜひお供え餅を用意してお正月に食べるようにしてくださいね。