しめ縄の意味と由来知っていますか?
そもそもしめ縄を知らない。という人も多くなってきているのではないでしょうか。
しめ縄とは、お正月の神聖なものなので、誰でもわかるようにご説明したいと思います。
しめ縄の意味と飾り方やどこへ飾るか場所を知っていないと、神様が入れなくて帰ってしまうかも?
そんなことにならないように、しっかりと意味を知っておきましょう。
しめ縄を飾る意味はどんな意味があるの?

お正月は「現世にやってきた年神様をおもてなしする行事」です。
神様を迎えて祭る場所は、神聖な場所に整える必要があります。
しめ縄は神の領域と現世を分け隔てる「結界」として、不純なものが入るのを防ぐという役目を担うものです。
神様が出てくるようなマンガや小説などでしめ縄を見たことがあるひとはいるのではないでしょうか。
なんとなく神聖な物、神聖な場所。とは知っていてもきちんと意味を知っていると、神様を迎える「心の準備」もできますね。
しめ縄の由来は?
しめ縄の由来は、古事記に書かれた天照大神(アマテラスオオミカミ)の神話だと言い伝えられています。その昔、岩戸にこもった天照大神を神々が連れ出した際「もう岩戸に入らないように」と岩戸にしめ縄をつけたそうです。
このエピソードから、しめ縄は「神様のテリトリーを守る印」として使用されるようになりました。
天照大神も名前だけは知っている人はいるのではないでしょうか。
日本の神話に出てくる女神として沢山の書籍でも扱われています。
天照大神の神話が由来だったのはびっくりですね。
ちなみに私は神様などは「八雲立つ」というマンガで色々知りました。
しめ縄の飾り方はあるの?

しめ縄はとても神聖なものです。神棚に飾るときには、決まりもあります。大切なご先祖様をお祀りする神棚にしめ縄を飾る際は、細心の注意を持って飾りましょう。
しめ縄の向きですが、一般的には向かって右側に太い部分が来るように飾ります。太いほうを「綯いはじめ(ないはじめ)」、細いほうを「綯い終わり(ないおわり)」と言います。ご神体から見て、左側が綯いはじめになるようにすることが重要です。神道では左側が神聖とされています。
しかし、これは絶対ではなく、商売繁盛を願ったりする場合は、「入船」「出船」のように逆になる場合もありますし、地域によっても違います。
神社の場合でも出雲大社をはじめとして、左側に太い部分を飾るところも多くあります。
一般的には右側が太い部分になることを覚えていただければよいと思います。
しめ縄の飾る場所はどこ?

一般家庭のお正月にしめ縄を飾る場所としては、玄関が一般的でしょう。
しめ縄は、新年の神様である歳神様をお迎えするための物です。
元々お正月は歳神様を招き、良い新年となるよう願う行事です。
しめ縄を飾ることで「我が家は神様を迎えるのにふさわしい場所」であることを示しているのです。
そのため、神様が入ってきやすい玄関に飾るのが一般的とされています。
神棚がある家庭では、神棚にももちろん飾ります。
神棚こそが本来の神様を祀る場所ですからね。
まとめ

しめ縄は、松の内を過ぎたら処分するのが一般的です。
「松の内」はもともと「門松を飾っている期間」を意味し、今では門松以外にもしめ縄、破魔矢をしまう期間でもあります。
「松の内」は関東と関西で異なり、関東では1月1日~1月7日、関西の一部では1月1日~1月11日とされています。
役目を終えたしめ縄は15日の左義長(さぎちょう)で焼きます。左義長とは、通称どんど焼きのこと。1月15日に行う火祭りで、お正月に区切りをつける行事とされていました。
燃えるゴミとしても処分はできますが、塩や清酒で清め、紙に包みましょう。
個人的にはきちんと神社などで焼いてもらった方が気分的に「神聖」な気がしてよいかと思います。
これでしめ縄についてきちんと知ることができましたね。
お正月に神様を迎え、よいお正月にしましょう。
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