豊島将之(とよしま まさゆき)は、将棋界の最高峰ランク「竜王(りゅうおう)」であります。
今、最も勢いのある「天才」藤井聡太に、6勝している唯一の人物です。
勝負するなかで、豊島将之竜王はさらに強くなった「令和の最強棋士」です。
そんな彼のプロフィールや経歴、プロフィールや経歴を調査してみました。
豊島将之【棋士】のプロフィールは?
【名前】豊島将之(とよしま まさゆき)
【年齢 】 31歳
【生年月日】1990年4月30日
【出身】愛知県一宮市
【学歴】 関西大学(中退)
【職業】 棋士
豊島将之は、小学校3年生の9歳で「奨励会」に入会しました。
子どもの頃から「天才」の呼声が高く将棋ファンが注目。
中学校2年生の4月に、当時の最年少の記録で「三段昇段」。
2007年4月、16歳で「四段昇段」になりプロデビューをします。
当時は初の平成生まれのプロ棋士として、大変注目を集めました。
2009年度、第37回将棋大賞の最多勝利賞と勝率1位賞を受賞。
豊島将之は、2010年度の最初の大きなステージ「第60期王将戦」に登場します。
将棋界には8つのタイトルがあります.
タイトル戦の序列は、スポンサー賞金が多いほど高くなります。
その中でも「竜王・名人」は最高で、格別の存在となります。
(2021年6月)
1 竜王 (りゅうおう) 賞金 4400万円 公表
2 名人 (めいじん) 3300万円 (推定)
3 王位 (おうい) 1000万円 〃
4 王座 (おうざ) 800万円 〃
5 棋王 (きおう) 600万円 〃
6 叡王 (えいおう) 300~600万円 〃
7 王将 (おうしょう) 300万円 〃
8 棋聖 ( きせい ) 300万円 〃
(ちなみに、公表されている金額は竜王だけになっています。
後は、推定金額になります。)
この時「次のタイトルを獲得するのは、豊島将之だ」と、みんなが思いました。
しかし、そうではなかったのです。
豊島将之【棋士】の経歴は?
プロ入り後も勝ちまくり、20歳の若さでタイトル戦のステージへ
「タイトル獲得は時間の問題」とされていました。
しかし、毎年抜群の勝率を残し4回挑戦権を持ちながら、タイトルを獲得することができなかったのです。
1 2010年 王将戦 豊島vs久保 2―4 ✖
2 2014年 王座戦 豊島vs羽生 2―3 ✖
3 2015年 棋聖戦 豊島vs羽生 1―3 ✖
4 2018年 王将戦 豊島vs久保 2―4 ✖
やはり、タイトルの壁は予想以上に高かった、ということだったようです。
「20歳の初挑戦の頃は、うまくいかなくても結構前向きになれていましたが、だんだんそうでなくなってきていた。」と、話しています。
若い頃の8年は長いものです。
「自分に言い聞かせながらやってきた。」とも言っています。
タイトルを奪取するのは大変だということです。
しかし、そんな豊島将之についにその時がやってきたのです。
5度目のタイトル挑戦、『第89期棋聖戦五番勝負』
立ちはだかるのは、これまで2度にわたり豊島将之を跳ね返した
「羽生善治棋聖(当時)」が相手でした。
豊島将之は「全力を出しきるということに集中しようと思っていました。」と、後に話しています。
そして、「初挑戦から8年」でようやく念願の初タイトル
【棋聖(きせい)】を獲得したのです。
豊島将之は、獲得したとき「長かったので、ほっとした。」と言っていました。
2か月後、第59期王位戦七番勝負にも勝利、【王位(おうい)】を獲得し二冠となったのです。
今までの努力が、花開いた瞬間です。
2019年、第77期名人戦七番勝負で、【名人】を獲得。
初の戴冠から史上最速のスピードで三冠までたどり着いたのです。
豊島将之という棋士が、大きな壁を乗り越えた証拠です。
2019年、第32期竜王戦七番勝負では、ついに令和で初めての
【竜王名人】となりました。
豊島将之【棋士】の家族構成は?
豊島将之の父親
豊島茂長(とよしま しげなが) 弁護士
母親の情報は、出てきませんでした。
兄弟は、弟が一人いて電気情報専攻関係とのことです。
父親と弟が将棋をしている姿を、豊島将之は少し笑いながら
「ほぅ~」と見ていたそうです。
Twitterで父親は、とても幸せな時間だと話しています。
仲の良い家族ということでしょう。
将棋をしている姿を豊島竜王が見ている。
イメージするだけで、暖かい気持ちになりますね。
心の落ち着ける家庭があるからこそ、豊島将之もいろんなことを
ここまで、やってこられたのではないのかなと思います。
まとめ
将棋界の最高峰タイトル「竜王」を保持する豊島将之は、
幼い頃から「天才」と呼ばれてきました。
将棋界「4強」の一人と言われています。
でも、ここまでにくるのには、あの耐え忍んだ8年間が
あったからこそかもしれません。
そして、父親と弟の仲の良い家族もいます。
豊島将之は、AIを有効に活用したトレーニングをして
さらに「パワーアップ」しているということです。
まさに、令和という新しい時代を感じます。
しかし、AIが知らない未知の対局が現れたとき、豊島将之は
「本当の強さ」と「将棋の本質」の見せ所となるでしょう。
豊島将之には、新しい感動を見せてほしいものですね。
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